もはや澄み切った冬と言うべきか。
今日も夕方自然文化園を散策した。空気は昨日より冷たく、もはや冬である。今朝起きたときは2度、一番寒さが洗われる6時前は多分零下2 度位か、薄い氷が水溜りに残っていた。夕方、日が落ちるのは早い。その一瞬を切り撮った。
木の葉はもうほとんどない。数本の木 にはまだ、実をつけてやがて落ちていくのを待っている。いわば、ドライ化した秋の実りの花であろうか。青く澄み渡ったブルーに夕日が滲んだキャンバスを背景に、 菩提樹や白樺、ブナ、・・・の幹が色を染める。そんな私にとって「庭」を切り取る。人影はまったくない、そのためか一層空気が冷たい。
影が長い。今の時期は昼間がもっとも短くなってくる時期にあたる。12月、冬至までは影がますます長くなる。白樺が染まり樹木が長い影
を引き、枯れ色の芝に長い影の縞模様の絵を描く。
この時間はもはや鳥も巣に帰り、音はない。私はこの静かな整理された林を光と木と影とさまざまな私の好きな形、造、カタチをきり撮って散策をかねた撮影タイムが好きである。 白樺の木の前の直線、これは陰である。黒い陰一本一本が木々でもある。
深いブルーとオレンジや白やブルーが混純した空を見上げ、逆行で黒く光る幹がなぜかバランスが取れた造形をしている。自然は不思議である。
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