物ではなく、充実した心の贅沢を満喫しょう。 You can be rich without material possessions.(JEEエコカレンダーより)



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2013年10月21日月曜日

濃霧の秋深くーー八ヶ岳よりあなたに秋をーー

雨の後、濃霧で紅葉も趣を
 終日の雨が上がり、今朝は濃霧が我が家の周辺に立ち込めた。秋の深まりが顕著に見えてきた。今年は9月の早い時期にかなり寒い日が数日あり、思わず本格的な秋到来はやしかと思わず記したが、その後夏日を迎えるなど紅葉はかなりスローダウンした。
何故か、秋の季節は愁いが漂う。歩くと枯葉を踏みしめサラサラ、ざわざわと足下がなる。目の前に落ち葉がひらひら舞い落ちる。黄色の白樺、赤い山もみじ、ナラの木が少し色ずく、見事な色合いが訪れる人々を引き込む。今朝は濃霧に紅葉の味わいも一段と深い。白樺の木々がこんなに紅葉を引き立たせるのか、濃霧は・・・・・とうれしくなって、立ち止まりながら周りをぐるっと見渡す。散歩に訪れる人も今朝は少ない。公園にはところどころベンチが置かれているが、ベンチには誰もかけていないが、誰かが腰かけて秋に吸い込まれているようだ。
ナットキングコールの枯葉がよく似合う。枯葉舞い、色ずく公園を歩くと何故か心が落ち着く今の季節。もう少し紅葉が進み風が吹くと寒さが気持ちを変える。すると枯葉の歌声が聞こえる。私の好きな曲だ。
 そしてーー冬が迫って来ていることで、少し焦りが出る。何に対する焦りなのだろう、何かにせかされる。秋から冬へのメッセージは物思い以上に人々を深い愁いに誘い込むように思える。そんな時間が流れて、ふと気が付くと雪が降り始めしばらく冷たい冬の季節に入る。
 
 八ヶ岳の麓の秋は意外と短い。紅葉が色ずき眺めて気が付くと霜がおりはじめ、時に粉雪が舞い落ちる。昨年の初冠雪は10月下旬であった。この公園に粉雪が舞い落ちたのは・・・・それからひと月もない。
誰かこのベンチで物思いに

 

 森林鉄道線路の名残が一層秋を深く感じさせる