晩秋から冬へ・・高原はいよいよ冬へ。

秋深し・・・

恋人たちはどこへ行く、友達たちは何をする・・・と様々な思いが走る秋。冬がもうまじかであると告げる落ち葉が、人々をなんとなく思いに更けさせる‥そんな色合いと舞い落ちる落ち葉と音である。

　　　　　

枯れ葉舞う・・・晩秋の風

枯れ葉舞い散る・・・

銀杏の葉が色ずき、舞い散り・・かさかさ音を立てる秋。早終わりを告げて冬へ急ぐ。八ヶ岳の麓原村、富士見高原の木々は色あせだし、日々舞い散る枯れ葉で公園を道行く人の足元に積もる。子供たちが幼いころこの落ち葉の道で落ち葉をけり上げ音をそして舞い落ちる落ち葉を手で採ろうとして遊びまわった思い出がよぎる。

青春を過ぎてすでに何十年と数える歳は終わりに近いが、来年の秋を愉しめると期待して、晩秋を歩く。

     

秋を愉しむ・・

秋の気配が急速に冬に移り変わるこのごろである。高原の秋から冬への移り変わりは早い。今年は夏日が数日あり、色ずいた木の葉もそのあとにくる冷たい風と共に色濃くし、雨が10日ぶりぐらいか降って、冬支度が急に動き出した。赤く染まった紅葉はこげ茶になり、黄色い葉は落葉が始まる。秋と冬のはざまである。

標高の低いところではこれからが紅葉になる。美しい紅葉をきたして、二度の秋を楽しもうと縦鼻をはじめる。さて、いつがいいか、秋の旅は‥…誰と・・一人・・・。