物ではなく、充実した心の贅沢を満喫しょう。 You can be rich without material possessions.(JEEエコカレンダーより)



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2015年5月12日火曜日

今年もカッコが・・・今日初めて

カッコの泣き声が聞こえると・・・・
毎年のことではあるが、カッコの泣き声が聞こえるとなんとなく安心する。大体毎年カッコの声を聞いて畑仕事をしている。今年は5月というのに早くも台風が来て、余波で雨と風が強い。庭にとっては久しぶりの雨、幸い今のところ一雨程度で庭に湿り気を与えてくれるぐらいである。そのお陰で新緑が一段と映えて見える。みずみずしいという言葉があるが、うす曇の中でぬれた薄黄緑の新芽がなんともいえなく心地よい。よく森林浴と言うが、この緑を見られる時間はそれほど長くない。山懐に住む特権といえる。
 その足下で咲く花の色が新緑と白樺を背景に輝く。究極の美とは足すものがなくなったときではなく、削り取るものがなくなったときらしいが、ここでは自然のバランスが整った時、人がなす物も自然の一部として包み込まれた一瞬の様に思う。
アケビの葉っぱ






庭に自然に出てきた一輪草


 新緑の間から眺めると木漏れ日がまぶしい。少しゆれた木々が余計に若々しく感じるのは私だけではないだろう。勤めいたころは建物の前が公園であった。よく事務所の前から考え事をしている降りをして、新緑を眺めていた。思えば事務所は良いロケーションに合った。その公園も今年4月訪れると、公園の木々の足元の一部を除いてコンクリートで固められ、管理はしやすいであろうが、味気ない寄り付きにくい空間になっていた。木々の植わっている周辺は草木があるとはいえ、広場の空間から受けるイメージは自然が残された都会のオアシスとは何か、公園とは広い空間全体から受ける心の落ち着きどころではと考えさせられたものである。


 白樺の新芽