静かに雪を眺める。
雪が降ると本当に音がなくなり、紅く染まった落葉がしんしんと白く変わっていく。ストーブに急いで火を入れ部屋を暖める。火は見ているだけでも暖かく感じるが、しばらくは冷えた部屋で覚めたコーヒーを呑みながら降り落ちる雪を眺める。
初雪はタイヤの交換をせかせる。スタッドレスへの交換に買い物を兼ね街へ。八ヶ岳高原、茅野への道中から見える360度の山々の頂は白。その麓はカラマツなどの黄色や赤の紅葉である。イギリスのヒースのように赤い裾野が輝く。
雲の影が白銀に落ち。
八ヶ岳の峰々は白銀に落ちる太陽の輝きで輝き、裾野に落ちる雲の影がまだらに秋色を濃くする。空気は澄み、畑には深まる晩秋の中で忙しく立ち回っていた。雪を見るとすぐにしばらく凍土となるこの辺りは、しばらく休眠に入る。
標高1000メータ辺り、カラマツの紅葉が美しい。針葉樹は落葉樹ではないが、唯一カラマツの落葉樹が季節のはざまを演出する。
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