木落としの後は川越し 茅野の宮川小学校脇にある急坂を終え、街を暫く曳くと次の難所、宮川の「川越し」である。川手前にたどり着いた御柱は神事を終えて、最初に先綱を持ち、融雪の水の中を泳いで対岸へ、そして、直径10センチ近い元綱を手繰り寄せる。
いよいよ始まる。先頭の地区の旗が冷たい水の中を歩き、ラッパ隊が元気を、木遣り節が心地よく聞こえ、綱をお引く技の見せ所が始まる。
「ヨイサ、ヨイサ・・・」と綱が張る。


御柱の先頭突き出て、一挙に川へ。おんでこに乗った人が勢いで川に落ちたり、おんでこをコントロールしている引き手が、巨木に引っ張られ、川に引き込まれる。川は冷たく、時には1時間ほど川につかる人もいる。ヨイテコショ、ヨイテコショ・・・力が一致しないと巨木はびくともしない。それが教えの一つか。やがて対岸へ、そこからがまた土手越えである。

おんでこに乗った人々、土手の上では地上5メータ以上の位置に。
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