

特別企画展「室礼」が一層落ち着きを与えて・・・・。友達の「四季折々の会」主宰の吉野圭さんが、3月のひな祭りに合わせた「室礼」の展示「ひなまつり」を3日まで開催している。久しぶりに落ち着いた雰囲気に包まれた美術館の中で、日本の文化を味わった。「室礼ーーしつらい」とは季節や儀式に応じて調度品を飾る、整える事で、平安時代ごろから四季折々に触れ、その季節の花や調度品、食べ物などを飾り楽しんできた日本の「心の遊び」といえる。今の時期はひな祭り、「品格のあるお雛さん」、「紙雛と菜の花による「神」と「油ーー明かり」を伝えたお雛さん」「帯締めで水を見立てた流しびな」「パン粘土でできたお雛さん」・・・と日本文化が伝える素材を利用した心遊びがそこにあった。
「室礼」12か月の遊び。日本は春夏秋冬と四季があり、季節の移り変わりや季節で採れるものなどが多種多彩である。そこには沢山の季節を意識した文化や行事があり、その折々に「室礼」があるようだ。お正月、節分、雛祭り、花祭り、水口まつり、端午の節句、嘉祥菓子、七夕、孟蘭盆、重陽の節句、月見、七五三、冬至・年末供と12か月の楽しみがある。



流しびなをイメージ



カーテンが淡い光を。
八ヶ岳美術館の中はカーテンが天井からつりさげられている。そのカーテンが光を和らげ、展示の彫刻がやわらかで、力強い。今の時期、外は雪に包まれていることが多いが、それがより樹林の中の彫刻をさらに際立たせていた。