富士見高原で見かける働く人影はぐんと少なくなぅった。田畑は収穫を終えて、いつでも植え付けられるようにきれいに整地され、あぜ道の草も刈り取られて、来たる春の植え付けに準備万端である。これが農業を旨とする心意気でもあろう。
八ヶ岳の頂上はすっかり雪をかぶり、やがて麓に降りてくる。すると高原は白くなり、吹き上げる風に新たな景色を描く。昨冬は意外と雪が少なく、高原が雪で覆われる日は少なかった。果たして今年はと、雪が好きな私には雪景色の多い日に期待が高まる。朝晩は零下の日が続きだした。日も短く太陽の沈むのも早い。襟を上げて今日も帰る。
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